- 彼氏彼女にかっこいいところを見せられなかった…
- 子供にせがまれたお菓子、落とせなかった…
- 結局いつも手ぶらで帰る羽目に…
この記事では、そんな悩みを解決します。
地元で縁日射的のちょっとした有名人だった僕が、誰でもできる射的のコツについて、わかりやすく解説します。
手ぶらで帰るのって本当に嫌ですよね…。
あのなんとも言えない苦笑いはしたくないものです。
だから落として帰りましょう。
今回は、
挑む前の心構え
射的の動作ごとのコツ
について、わかりやすく説明します。
これを読めば、「なんとなく撃つ」から「狙って撃つ」に変わります。
小さな景品ならほぼ問題なく落とせるようになるでしょう。
読まないと、また手ぶらで帰ることに…嫌ならぜひ読んでみてくださいね。
挑む前に心得ておくこと
本題に入る前に、ぜひとも頭に入れておいていただきたいことがあります。
射的とは、一種の空気銃にコルクを詰めて、狙いを定めて撃ち、標的に命中させる「遊び」
大事なのでもう一度言います。
射的は「遊び」です。
景品を見るとニンテンドースイッチやらPS4やら大きなぬいぐるみやら、夢のある景品が並んでいることもありますが、さすがに取れないものがほとんどです。いわゆる「チャレンジ枠」ですね。
元を取ろうと思って高価な景品に飛びつくと結局手ぶらで帰ることになる可能性大です。
元を取るとか大穴狙うとか、そういう楽しみ方も時には大切ですが、射的の場合はあまり向いていません。
「銃を撃って標的を落とす遊び」と思って、その遊びそのものを大いに楽しみましょう(その方が景品も取れます)。
【射的のコツ】台の前に立ったらこれを思い出せ!
さて、本題。射的のコツのお話です。
何事もそうですが、何かを練習したり、上手になろうとする時は、その動作を分解して考えていくことが有効です。
早速、射的の要素を分解してみましょう。
(順番は前後しても問題ありません)
- お金を払い、コルク玉をもらう
- 使用する空気銃を選ぶ
- 狙う景品を決め、目の前に陣取る
- コルク玉の形状を確認する
- レバーを引く
- 空気銃にコルク玉を詰め込む
- 景品の狙う(撃つ)場所を決める
- 銃を構えて、引き金を引く
それぞれに動作に、景品を落とすためのコツや楽しむためのお作法があります。
順番に解説していきます。
1.お金を払い、コルク玉をもらう
まずは射的台の主人にお金を支払い、コルク玉をもらいましょう。
ここで注意するのは「コルク玉の数があっているかどうか」です。
例えば「5発500円」ならちゃんと5発揃っているか確認しましょう。
足りない場合、その場で言わないと「もう撃ったんじゃないの?」みたいなことに当然なります。
また余談ですが、落ちているコルク玉を拾って持ち玉にしている人もたまにお見かけします。
彼女に「ケチ臭い」とか、子どもに「パパ玉拾ったの?やったね!」とか言われてるところを見たこともあるので、正々堂々やることをおすすめします。
2.使用する空気銃を選ぶ
次は使用する銃を選びましょう。
銃にも良し悪しがあるので、しっかりと選びましょう。
空いている時に行くと選びやすくなるのでいいですね。
選ぶ際のポイントは「レバーの重さ」です。
「レバーを引く時に、より力が必要な空気銃」がおすすめです。
空気銃はレバーを引いた時にたまる空気の勢いでコルク玉を押し出す構造になっていますので、レバーを引いた時に重ければ重いほど空気が圧縮されて”力”がたまります。
もし仮に、良い銃を選んだのに勢いがいまいち…なんて銃に出会ったら、銃内部の皮パッキンが磨耗してしまっていることが考えられます。
その時は運が悪かったと割り切って銃を交換しましょう。
3.狙う景品を決め、目の前に陣取る
次は景品を決めましょう。
最初から狙いが定まっている場合は、割り込みに注意しながら目の前に陣取ってください。
景品選びのコツは「軽いもの」そして「上段にあるもの」を選ぶことです。
先にも申し上げましたが、スイッチやらPS4やら大きなぬいぐるみやら、重くて大きいものは、あのコルク玉ではビクともしません。
標的に当てて景品を落とすゲームです。
ですから、「勝ち目のあるもの=軽くて落とせそうな景品」を選びましょう。
僕が思う狙い目はこの辺り。
- キーホルダー型のぬいぐるみ
- ビスコサイズの小さなお菓子
- プラスチック製のおもちゃや置物の類
「上段にあるもの」を選ぶ理由は「7.お目当ての景品の狙う(撃つ)場所を決める」でお伝えします。
4.コルク玉の形状を確認する
さて、場所を確保して、景品を決めたら撃つ準備に入ります。
「コルク玉の形状が割れたり欠けたりしていないか」を確認しましょう。
そして明らかに形が崩れているものは、主人にお願いして交換してもらいましょう。
コルクは銃から放たれる空気の勢いで飛ぶため、銃から放たれた力ができるだけ失われずにコルク玉に伝わることが大切です。
割れたり欠けたりしていては、力強く玉を飛ばすことができません。
5.レバーを引く
コルク玉の形状を確認したら、1回ストップ!
一度コルク玉は置いて、レバーを先に引きましょう。
実はこの順番(レバーを引く→コルク玉を詰める)が大切です。
空気銃の性質上、より多くの空気を取り込んで圧縮できた方が勢いは大きくなります。
コルク玉を詰めてからレバーを引くと口に蓋をされた状態となるので、うまく空気を取り込めません。
レバーを引く→コルク玉を詰める、この順番を必ず守りましょう。
6.空気銃にコルク玉を詰め込む
レバーを引いたらコルク玉を銃口に詰め込みましょう。
ここでのポイントは「太い方から詰め込む」です。
細い方から詰めた方が圧倒的に入れやすいですが、ここは頑張って太い方から入れましょう。
空気の逃げ道が減り、銃からの力をそのまま受け取ってくれるので、力強く飛び出してくれます。
7.お目当ての景品の狙う(撃つ)場所を決める
景品の撃つ場所にもコツがあります。
- 下から上に向かって玉を当てること
- 景品の左上もしくは右上を狙うこ
下から上に向かって玉を当てることで、一瞬ですが景品を台との接地面から離すことができます。
すると当然飛ばしやすくなります。
そして下から上に向かって撃つためには、景品の狙い場所は当然「上」になります。
「上段にある景品」を狙うのも下から狙いやすいからに他なりません。
景品の右上もしくは左上を狙うのは、回転させることによるポテンヒットを誘うためです。
「クルクルクルクル…ポトっ」に期待しましょう。
一見当たり前ですが、意外と意識できていないことが多いので、台の前に立ったらしっかり思い出しましょう。
8.銃を構えて、引き金を引く
さぁ、ここまで来たらいよいよ射撃です。
構え方のコツは、「とにかく身体がブレないようにする」ことです。
身体が揺れてしまうと、持っている銃も当然揺れて玉が良からぬ方向に飛んでいくことになります。
構え方(右利き向け)は以下のとおりです。
しっかりイメトレして臨みましょう。
- 右手でグリップ部分をしっかりと握り、引き金に人差し指(指の腹部分)をかける
- 銃身を左手で下から握り、しっかりと支える
- そのまま両腕を引き、バットプレート(銃のお尻の部分)を右肩に強く当てる
- 首を傾けずに、銃を目線まで持ち上げる(首は真っ直ぐ!)
- フロントサイト(銃の先にあるポツ、凸の部分)とリアサイト(銃身の上にあるU字型のブロック、凹の部分)の高さを合わせ、その先に撃ちたい場所が来るように合わせる
- 力まず引き金を引く
ブレないという意味では台座に両肘をついて固定させるという方法が一番ですが、台より前に出れない(景品に近づけない)という弱点があります。
しかし、僕が教えるこのやり方なら、肘を浮かせたまま銃を身体に固定できるので、可能な限り景品に近づくことができます。
少し慣れない動作かもしれませんが、
「そのまま両腕を引き、バットプレート(銃のお尻の部分)を右肩に強く当てる」
の部分を、思った以上に強く押し当てることがポイントです。
ここさえできれば身体と銃は一緒に動きます。
やりにくさを感じたら意識してみましょう。
まとめ:一つ一つの動作でコツを意識!
ということでポイントをまとめます。
- コルク玉はもらったら数を確認
- 銃はレバーを引くのが重いものを選ぶ
- 景品は「軽いもの」「上段にあるもの」を狙う
- コルク玉は撃つ前に割れたり欠けたりしていないか確認する
- 必ずコルク玉を詰める前にレバーを引く
- コルク玉は太い方から詰める
- 狙う場所は「下から上に向かって」「景品の左上もしくは右上」
- 撃ち方は以下のとおり。
- 右手でグリップ部分をしっかりと握り、引き金に人差し指(指の腹部分)をかける
- 銃身を左手で下から握り、しっかりと支える
- そのまま両腕を引き、バットプレート(銃のお尻の部分)を右肩に強く当てる
- 首を傾けずに、銃を目線まで持ち上げる(首は真っ直ぐ!)
- フロントサイト(銃の先にあるポツ、凸の部分)とリアサイト(銃身の上にあるU字型のブロック、凹の部分)の高さを合わせ、その先に撃ちたい場所が来るように合わせる
- 力まず引き金を引く
これさえできれば、手ぶらで帰ることはないでしょう。
きっと大丈夫、自信を持って臨みましょう。
楽しむことを忘れない
今までよりも意識することが明確になり、景品を落とせるイメージができたのではないでしょうか。
最初から全てのコツをマスターして、実践していくことは難しいと思います。
ただ、今まで何も考えずに撃ってきたのなら、簡単に始められることも多いはずです。
例えばコルク玉を詰める前にレバーを引くとか、太い方から玉を詰めるとか。
射的台に向かう度に少しでもコツを思い出して、実践できるポイントを増やしていってもらえたらと思います。
そして何より、楽しむことを忘れないでください。
耳タコでしょうが、射的は「遊び」です。
何も取れなくてもそれはそれで楽しいです。
当たっても当たらなくても、取れても取れなくても、楽しむことを大切にしてほしいと思います。
以上になります。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
夏祭りが楽しみですね!皆様のご検討をお祈りします。